「スイッチが入ってしまった」 57歳盗撮教諭を懲戒免職

神奈川県庁

 県教育委員会は25日、スカート内の盗撮を繰り返した県立麻溝台高校(相模原市南区)の男性教諭(57)と、強制わいせつ容疑で逮捕された綾瀬市立北の台中学校の男性教諭(25)をそれぞれ懲戒免職処分とした。

 県教委によると、県立高の男性教諭は4月から7月にかけ、厚木市や相模原市の書店で女性4人のスカート内をスマートフォンで動画撮影した。うち3人は学生服姿で、県教委は「若くて短いスカートの女性がいるとスイッチが入ってしまったようだ」と説明。7月4日に書店の通報で県警に任意同行されて発覚した。

 綾瀬市立中の男性教諭は6月22日未明、海老名市内の路上で女子大学生の口元を押さえ、胸を触るなどした。当時酒に酔っており、県教委の調べに「ナンパしようと思って追いかけたら手が胸に触れ、理性を失った」などと説明しているという。横浜地検は今月19日に同罪で起訴した。

 県教委はまた、酒気帯び運転や通勤手当の不正受給をしたとして、県立神奈川工業高校(横浜市神奈川区)の男性教諭(26)を停職6カ月の懲戒処分(25日付で依願退職)とした。

© 株式会社神奈川新聞社