ルクレール、FIAによる交通安全のためのキャンペーン『#3500LIVES』に参加

 F1の有望新人ドライバーであるシャルル・ルクレールは、歩行者の安全を守ることを目指すFIAの#3500LIVESキャンペーンに参加している。

 FIAが収集した統計データにより、公道での安全性における恐ろしい全体像が浮かび上がった。毎日3500人の人々が、ドライバー、乗客、歩行者を含む事故の結果として亡くなっているのだ。

 シャルル・ルクレールはモナコのシャルレーヌ公妃とともに、公道での安全推進を支援するアンバサダーとなった。

「僕たち全員にとって、人々の生活を向上させ、さらには守るための理念を支援することは重要だと思う」とルクレールは語った。

「特にこのことは、幸運にもメディアで発言する力があり、世界規模で重要なメッセージを広めることができるすべての人たちに当てはまる」

「交通安全に関する問題は、残念ながら世界中で多くの絶望を生み出している」

「#3500LIVESキャンペーンは国際レベルで大きな影響を与えられるし、罪のない人々の命を守るために働きかけることができる」

「僕はこの理念を支援する機会を得て、とても嬉しく誇りに思っているよ」

 ルクレールのモータースポーツにおける躍進は、このスポーツの登竜門であり、最も多くの人材を生み出す競技のカートから始まった。そして21歳のルクレールは、若い世代がカートによって多くを学ぶことができるうえに、運転習慣にも良い影響が出ると考えている。

「カートから子供たちが学べることは間違いなくあると思う。例えば全参加者が安全にドライビングできるように定められたルールがあり、それを尊重するといったようなことだ」とルクレールは語った。

「どのようにすれば公道上でも責任感を持って運転できるかを学ぶのに、良い方法なんだ。さらには仲間のドライバーであれ歩行者であれ、周囲には敬意を払わなければならないということも、教えることができる」

 F1のスターへの道を歩むルクレールは、ロールモデルとしての立場を常に良い方向へ活かそうとしていると主張する。

「公式イベントへ参加したり、メディアと頻繁に接触するのは、僕たちの仕事の一部ではない」とルクレールは語った。

「でもそうすることでオピニオンリーダーやジャーナリスト、ファンたちと重要なトピックについて議論するチャンスが得られる」

「僕らの持っている基盤を使って、変化を生み出すことができるんだ。それぞれの機会を活かし、社会に対してポジティブな影響を与えることができるというのは、重要なことだと思う」

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