DV認知154件 ストーカー事案118件 長崎県警2019年上半期まとめ

長崎県警本部

 県警は25日、今年上半期(1~6月)に認知した県内でのドメスティックバイオレンス(DV)とストーカー事案の取り扱い状況を発表。DV事案の認知件数は154件(前年同期比5件減)で、生活安全企画課は「微減しているが依然として高止まりの状況。早期解決へ警察に気軽に相談してほしい」としている。
 同課によると、認知したDV事案のうちDV防止法に基づき、裁判所から加害者に出された保護命令通知は13件。同法違反による摘発は1件。加害者との関係は、配偶者と元配偶者を合わせて約8割を占めた。同法違反以外による摘発は22件で傷害10件、暴行9件など。被害者のうち約9割が女性だった。年齢別では20代が46人で最も多く、30代42人、40代23人、50代15人。
 ストーカー事案の認知件数は118件(同24件減)。ストーカー規制法に基づく警告は5件で、禁止命令16件(緊急禁止命令10件)だった。交際相手や元交際相手からストーカー被害に遭うケースが約4割を占めており、被害者の約8割が女性。年齢別は20代の38人が最多で、30代29人、40代21人だった。

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