「レアル・マドリー史上最高の選手補強シーズンTOP3」

エデン・アザールや久保建英らを補強したこの夏のレアル・マドリー。

ここでは、『sportskeeda』による「レアル史上最高の夏移籍マーケット」を見てみよう。

第3位:2014年

主な獲得選手:トニ・クロース、ハメス・ロドリゲス、ケイロル・ナバス

2013年夏にギャレス・ベイルを獲得し、2013-14シーズンはラ・デシマ(10度目の欧州制覇)を成し遂げたレアル。

そのことで、2014年夏の移籍はおとなしい動きになると思われていた。だが、フロレンティーノ・ペレス会長は別のアイデアを持っていた。2014年ワールドカップで活躍したタレントたちを爆買いしたのだ。

ドイツ代表でワールドカップを制したクロースはレアル加入後5年に渡って、ルカ・モドリッチとダイナミックな協力関係を形成し、UEFAチャンピオンズリーグ3連覇に貢献。

一方、ハメスはワールドカップで一躍アイドルとなったが、レアルでは期待に応えきれず。バイエルン・ミュンヘンへのローンから戻ってきた彼はこの夏に売却されるだろう。

ナバスについては、世界で最も過小評価されているGKのひとりだ。CL優勝に貢献した輝かしいパフォーマンスは永遠に記憶されるだろう。

第2位:2019年

主な獲得選手:アザール、ルカ・ヨヴィッチ、フェルラン・メンディ

2018-19シーズンは近年のレアルにおけるワーストシーズンのひとつになってしまった。

大きな失望に至ったことでチーム大改造が求められたが、それに応える者としてペレス会長以上の人物はいない。

ついにレアルはゲームチェンジャーであるアザールを手に入れた。彼なら退団したクリスティアーノ・ロナウドの穴を埋めることができる。

ヨヴィッチは欧州で最も有望なストライカーのひとりだ。カリム・ベンゼマが依然として好ましいオプションとして存在するなか、彼がどういった起用をされるのか楽しみだ。

メンディは素晴らしい左サイドバック。焼けるようなランニングとトリッキーさで相手守備陣を切り裂く。長年レアルの左サイドに君臨してきたマルセロの完璧な代役となれるだろう。

さらに、ブラジル代表の大器エデル・ミリタオンもこの夏に確保済み。ただ、彼はセルヒオ・ラモスが別れを告げるまでは、ベンチを温めることになるかもしれない。

第1位:2009年

主な獲得選手:ロナウド、カカ、ベンゼマ、シャビ・アロンソ

スター揃いのレアルだが、2008-09シーズンは無冠に終わる。リーガではバルセロナに次ぐ2位、CLではリヴァプールに屈してラウンド16で散った。

さらに宿敵バルサがトレブルを成し遂げたことで、レアルにはプレッシャーがかかることに。

その結果、当時の世界最高額でロナウドをマンチェスター・ユナイテッドから獲得。その後の彼がどうなったのかは周知の事実だ。438試合でクラブ史上最多となる450ゴールを記録し、数多のタイトルをもたらした。

カカは確かな輝きを放ったものの、度重なる怪我に苦しみ、4年で退団。

2018-19シーズンに唯一輝いたスターだったベンゼマははすでにクラブ史上に残る偉大なストライカーとしての地位を確立している。

アロンソもまた素晴らしい補強だった。並外れたスキル、ゲームを仕切る類稀なる能力によって、レアルの栄光に貢献してくれた。

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