美術教諭の個性がきらり 絵画や彫刻など70点を展示

先生たちの力作が並ぶ「川崎展」=川崎市川崎区のアートガーデンかわさき

 川崎市内の公立中学と高校の美術科教諭らの力作を集めた「川崎展」が、JR川崎駅東口のアートガーデンかわさき(川崎市川崎区)で開かれている。水彩画、油絵から彫刻、陶器まで多彩な作品約70点を展示。28日まで。

 年1回の恒例の作品展で、今年で24回目。羅漢像を緻密に描写したデッサンや、沖縄のシーサーをモチーフにしたオブジェなど、学校の授業とはまた違った“先生”たちの個性がうかがえる。

 参加者は授業など業務の合間に時間をつくって制作に励んできたといい、教諭グループ代表の坂井祐子さん(西中原中学校)は「生徒に教えるには、作り手の立場を分かることも必要。忙しさにかまけないように、この展示を目標にしている先生も多い。制作活動で得られるエネルギーを生かしていけたら」と話した。

 27日は午前10時~午後6時、28日は午前10時~午後5時で入場無料。

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