8月9日の長崎原爆の日を前に連合長崎は27日、長崎市松山町の平和公園内にある「平和の泉」を清掃した。
平和の泉は、水を求めて亡くなった原爆犠牲者を追悼し恒久平和を願うため、1969年に市と核兵器禁止世界平和建設国民会議によってつくられた。連合は99年から毎年清掃しており、今年で20回目。組合員や家族ら約70人が参加した。
参加者は、たわしやデッキブラシ、ヘラを使い、泉の底や溝にたまっていた泥やコケをこすり落とした。投げ入れられている硬貨も回収した。
初めて参加した長崎大付属中3年の野尻麻実さん(14)は「平和公園を訪れる人には、原爆で人の命を奪われたことがどんなに悲惨なことかを感じ、祈りをささげてほしい」と話した。
平和の泉美しく 連合長崎が清掃
- Published
- 2019/07/28 00:15 (JST)
- Updated
- 2019/07/28 10:44 (JST)
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