【高校野球神奈川大会 決勝】東海大相模が11度目の優勝

【日大藤沢-東海大相模】4年ぶりの優勝にわく東海大相模ナイン

 夏の高校野球の神奈川大会決勝で28日、東海大相模が24-1で日大藤沢を下し、4年ぶり11度目の優勝を飾った。戦後神奈川大会決勝での24得点は新記録。

 東海は二回1死三塁、遠藤の内野ゴロの間に先制。三回には短長4連打、遠藤の2ランで6点を加え、四回には鵜沼、山村、西川の一発攻勢で大量7点を奪って試合を決めた。

 六回には主砲山村が2打席連続のアーチを放ち、1試合チーム5本塁打は大会タイ記録。失投を逃さない猛打で圧倒し、先発全員安打の計26安打と最後まで手を緩めなかった。

 先発の野口は緩い変化球を効果的に交えながら3安打1失点。継投した1年石田は4回無安打、3番手紫藤と無失点リレーで締め、投打に完勝した。

 門馬敬治監督は「毎年厳しい、苦しい夏の大会。いま勝って、終わって、ほっとしている。最後まで諦めず、アグレッシブベースボールを貫いてくれた。どこか相手というより、どこまで自分たちの野球を貫けるかだった」と喜び、甲子園に向け「神奈川の代表というものが、甲子園の地で躍動できるように仕切り直して頑張りたい」と意気込んだ。

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