2年連続第1シードで臨んだ長崎商の夏は、昨年に続いて準決勝で幕を閉じた。試合後、控室の外まで漏れ聞こえてくる選手たちの泣き声。西口監督は「何か、力みすぎた部分があった」と唇をかんだ。
昨夏の雪辱を期していた先発桝屋は、1-0の三回1死満塁から適時打を浴びると、失策や捕逸も絡んで4失点。「弱さが出た。あそこは三振を取らないといけない場面。もっと自分に力があれば…」。エースは悔しさを押し殺しながら、言葉をつないだ。
3点を追う九回2死無走者からは、主将の青山が代打で左前打。5月に腰を痛めて以降、控えに回りながらも、常に先頭に立って仲間たちを引っ張ってきたリーダーは「夏は厳しいなと感じた。どこかで甘さがあったんだと思う。後輩たちにはまず、春の選抜を目指してほしい。伝えられるだけのことを伝えたい」と気丈に前を向き、夢を託した。
2年連続第1シードの長崎商 主将・青山「夏は厳しい」
- Published
- 2019/07/28 12:07 (JST)
© 株式会社長崎新聞社