ツインズがベテラン救援右腕・ロモをトレードで獲得

ア・リーグ中部地区の首位に立つツインズが、夏場以降の戦いに向けてマーリンズとのトレードを成立させた。日本時間7月28日、ツインズは一塁手のルウィン・ディアスをマーリンズへ放出し、ベテラン救援右腕のセルジオ・ロモ、右腕のクリス・バリモント、後日指名選手の3人を獲得。ジャイアンツ時代に3度のワールドシリーズ制覇を経験したロモをブルペンに加え、勝負どころの戦いに向けての態勢を整えた。

ツインズのロッコ・バルデリ監督は、ロモについて「彼はとても競争心のある選手だ。どんどん投げたがるし、どんなことも恐れない。彼は長きにわたってメジャーでプレイし、たくさんの成功を収めてきた。大舞台での経験も豊富だしね」と語り、経験豊富なベテラン救援右腕の加入を歓迎。ロモは、防御率4点台中盤と安定感を欠くブルペンの戦力アップに貢献することが期待されている。

今季のロモは、ここまで38試合に登板して17セーブ、防御率3.58をマーク。キャリア通算ではジャイアンツ、ドジャース、レイズ、マーリンズで合計12シーズンにわたってプレイし、126セーブ、防御率2.91をマークしている。ロモの加入により、今季からクローザーを務めているテイラー・ロジャース(今季39試合に登板して2勝2敗15セーブ、防御率2.27)の負担を軽減することも可能になるだろう。

バルデリは「彼は3連投とか4連投をしたあとでも、平気で登板したがる男だ。そんな選手を他に見たことはないけど、彼はそれくらいチームに貢献したいと思っている選手なんだ。本当に素晴らしいことだよ。経験の少ない選手たちの見本にもなってくれると思う」とロモに大きな期待を寄せている。先発投手のマーティン・ペレスも「彼の加入は、チームにとって大きな手助けになると思う。競争心の強い選手だし、僕は彼のことをあまりよく知らないんだけど、彼の豊富な経験はブルペンやチームに良い影響をもたらしてくれるはずさ」と36歳のベテラン救援右腕の加入を心待ちにしている様子だった。

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