大谷の15号同点ソロも実らず エンゼルス3連敗

【オリオールズ8-7エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは、2点ビハインドの1回裏にマイク・トラウトの34号2ランで同点とし、2回裏には2点を奪って勝ち越しに成功。逆転を許した直後の3回裏には大谷翔平がセンターへの15号ソロを放って5対5の同点に追い付いたものの、リリーフ陣が粘れず、7対8でオリオールズに敗れた。ポストシーズン進出に向けて波に乗りたいエンゼルスだが、勝率リーグワースト2位のオリオールズを相手に痛恨の3連敗。大谷は「3番・指名打者」で先発出場し、空振り三振、15号ソロ、レフトフライ、セカンドゴロ、申告敬遠で4打数1安打1打点だった(打率.293)。

8対7でエンゼルスを破り3連勝となったオリオールズは、メジャー新記録を樹立した。3回表にペドロ・セベリーノが勝ち越しの10号ソロを放つと、6回表にはジョナサン・ビヤーが再び勝ち越しとなる13号ソロ。これでチームとしての1試合複数本塁打は10試合連続となり、メジャー新記録となった。とはいえ、オリオールズの今季のチーム本塁打数は134であり、これはリーグ12位に過ぎない。レナト・ヌニェスが25本塁打、トレイ・マンシーニが24本塁打を放って打線を牽引しているものの、その他はビヤーの13本塁打、ドワイト・スミスJr.の12本塁打、セベリーノの10本塁打が目立つ程度。「上位打線にも下位打線にもオールスターに複数回出場するような選手はいないんだけどね」とブランドン・ハイド監督は自嘲気味に話していた。

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