ハマを青一色に 「スターナイト」始まる

約4700人がおそろいのユニホームを着用した横浜スターナイトラン=横浜赤レンガ倉庫前

 ハマの街を一緒に盛り上げよう-。プロ野球の横浜DeNAベイスターズは、30日から横浜スタジアムで開催するヤクルト3連戦で、恒例イベント「スターナイト」を開催する。観客全員に特別ユニホームを配布。球場や近隣の駅、商業施設などをチームカラーの青一色に染め、地域の一体感を高めようという試みだ。球団は「街全体の盛り上がりを感じてもらえたら」とアピールしている。

 スターナイトは、DeNAが球団を保有した2012年度から実施している「最も力を入れているイベント」(球団職員)。スポンサーの横浜銀行や交通機関、百貨店のスタッフらも3日間、ユニホームを着て応援する。球場隣のホテル横浜ガーデンではライブビューイングを開催。球場内では試合後にドローンを使ったショーを予定している。

 今年は関連イベントとして「スターナイトラン」を6、7日に初開催。横浜赤レンガ倉庫を拠点にユニホームを着用したランナー約4700人が快走した。「イベントを通して野球やベイスターズに興味を持ってくれた参加者もいた」と新たなファン獲得に期待を寄せる。

 前半戦終了時の主催試合観客動員数は、過去最多の126万3601人。ファンの後押しを受け、一時最下位だったチームは2位まで巻き返した。球団は「イベント中の3日間は上位争いをしている中で大切な試合になる。選手と同じデザインのユニホームを着て勝利へ声援を送ってほしい」としている。

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