2019年F1第11戦ドイツGP。優勝したマックス・フェルスタッペンとレッドブル・ホンダに注目が行きがちですが、3位表彰台に上がったトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトも良いレースを見せてくれました。日本から山本尚貴選手がサーキットに訪れていたり、日本のF1ファンにとっては話題に事欠かさなかったドイツGPになりましたね。今回も熱田護カメラマンがサーキットを歩き、見て、感じて撮った写真と一緒に紹介します。
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クビアト選手の3位表彰台は、本当に素晴らしい!
予選14番手からのレースでした。
レッドブルのシートを失い、レギュラーシートもなく。
そこから復帰してからの大活躍。
もともと速かったし、僕は好きなドライバーでしたから、シートが無くなったときにはレッドブルの判断は間違いだと思っていました。
レース後の記者会見が終わってガレージに戻ったところ。
もちろん、ガレージ内は拍手と歓声です。
チーム写真。
トロロッソというチームが表彰台を得るというのは、みなさんご存知のように大変難しい。
特に、トップの3チーム(メルセデス、フェラーリ、レッドブル)が飛び抜けて速い今日この頃ですから、天候、チームの作戦、もちろんドライバーの能力などいろいろな要素が噛み合った上で、幸運も必要。
そんな、ミラクルを今回のトロロッソとクビアト選手が見事達成しました。
そんな感じだと思ったので、今回僕はレッドブルのチーム写真は行かないと決めて、トロロッソに集中いたしました。
ホンダの本橋正充F1チーフエンジニア(トロロッソ担当)とクビアト選手。
嬉しそうです!
「本当にここまで長かった、やっとですよ!」と本橋チーフエンジニア。
パワーユニットの設定は、最後5周くらい、ベッテル選手に追い抜かれる直前から、マックスパワーで行ったそうです。
ホンダのスタッフとトロロッソのおじさん1人(右から3番目、チームスタッフのヴェッキアさん)!
もう、みんないい笑顔!
ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)いい仕事してますね。
僕は嬉しいっす!
ホンダ広報の鈴木悠介さん(中央一番後ろ、オーストリアGPでは泣いていましたね)、嬉しすぎて背が伸びましたね!
クビアト選手が記者会見をやっているころ、トロロッソのガレージ裏でフランツ・トスト代表がチームメンバーに労いの挨拶をしているところでした。
みんな真剣に話を聞き、その話が終わったら大きな拍手が沸き起こりました。
小さなチームが活躍するというミラクル。予算も人数も少ないなか、ベストを尽くしてもトップは遥か彼方を走っていることが当然のような現実。でも、真面目にコツコツと続けていれば、一泡吹かせることもできるというのを見せてもらいました。
メルセデス、フェラーリ、レッドブルだけが表彰台に上がるだけではつまらないじゃないですか?
こんなレースもあるからいいですよね。
ここの、この空間、いい雰囲気でしたよ!
トスト代表、終始笑顔でした。
そりゃそうですよね。
優しそうな笑顔の持ち主なんですが、結構チームメンバーには仕事面で厳しいというお話です。
トロロッソのマシンのタイヤ。
結構いっちゃってますね。
今回、荒れたレースの一因はタイヤのライフにあったようです。
ベッテル選手、レース後サーキットを出るところ。
シルバーストンのフェルスタッペン選手への追突から、母国開催のレースで最下位グリッドから追い上げて2位。
素晴らしい、完璧なレースでした。
もちろん喜んでいた表情もたくさんあったけど、どことなく寂しげな表情もあり、勝てなかった悔しさなのか?
ハースの小松礼雄チーフレースエンジニアと木曜日に少し話せました。
苦戦が続いているけれど、もったいないレースも続いているんだという感じ。
同士討ちはいかんよね……、今回もあわや……。
でも、今回はダブル入賞でしたから、少しホッとしているのかな?
スタジアムセクションに入るところの観客席が無くなっていて、建物を建てていました。
ホッケンハイムリンクも少しづつ姿を変えていきます。
次回、ここにF1が戻るのはいつになるんでしょうか?
お父さんのマシンで、母国開催グランプリをデモランするミック・シューマッハー選手。
2019年のFIA-F2での成績はいまひとつです。
もう少し、時間がかかるかな。
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