安田顕主演で描く伝説の男の物語。天才職人か詐欺師か、黄色い煉瓦をめぐる真実

俳優の安田顕が、11月27日放送のNHK BSプレミアム「黄色い煉瓦~フランク・ロイド・ライトを騙した男~」(午後10:00)に主演する。

同作は帝国ホテルの黄色いれんがの製造にかかわった職人たちの実話をベースにドラマ化したもので、1人の女性ライターが、建築陶器の町・愛知県常滑を舞台に、伝説の職人の真実を探っていく。伝説の職人・久田吉之助を安田が演じるほか、吉之助について取材を重ねるフリーライター・佳野久美役で村上佳菜子、吉之助の作業場で一緒に働く常滑の職人・伊奈長太郎役でBOYS AND MENの小林豊、黄色いれんがの調達を任されて常滑に赴任してくる帝国ホテル社員・牧口銀司郎役で佐野岳、名古屋にある出版社のデスク・高木明仁役で杉浦太陽らが出演する。

今からおよそ100年前。世界的建築家フランク・ロイド・ライトは、旧帝国ホテルの設計にあたり、外壁を赤いれんがではなく“黄色いれんが”で飾ることを求めた。当時の日本で黄色いれんがを焼くことのできた職人は愛知県・常滑の久田吉之助しかおらず、ホテル側は協力を求めた。しかし、久田の右腕は病気で失われており…。

伝説の職人・久田吉之助役の安田は「脚本を拝読するまで、このエピソードを知りませんでした。まだ撮影が始まる前の段階ですが、実在したれんが職人の久田吉之助さんの思いを、自分自身の中でも記憶に残る『ドラマ』となるよう、懸命に撮影に臨ませていただきます」と意気込んでいる。

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