最低賃金、議論大詰め 初の900円台焦点

中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)の小委員会が30日、東京都内で開かれ、2019年度の地域別最低賃金の引き上げ目安を巡る労使の大詰めの議論が始まった。政府は6月にまとめた経済財政運営の指針「骨太方針」で、全国平均時給の早期千円達成を新たな目標に掲げた。現在の874円から前年度並みの3%程度の上積みで初の900円台に達するかどうかが焦点だ。

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