カージナルスがさらなる左腕補強 ウエーバーでメヒアを獲得

カージナルスは、チームに不足している左腕の補強を目指す姿勢を明確にしている。日本時間7月31日、カージナルスはウエーバーでエンゼルスから左腕のアダルベルト・メヒアを獲得したことを発表。先日、ドジャースからザック・ロスカップを獲得したのに続いて、メジャーでのプレイ経験がある左腕をチームに加えることに成功した。

現在26歳のメヒアは、今季ツインズとエンゼルスで合計17試合に登板して19回2/3を投げ、0勝2敗、4ホールド、防御率7.32、21奪三振をマーク。日本時間7月14日にツインズをDFAとなったあと、ウエーバーでエンゼルスに拾われたものの、同27日にエンゼルスをDFAとなり、今度はカージナルスに拾われる形になった。

カージナルスのマイケル・ガーシュGMは、メヒアについて「彼は大きな才能を秘めている。リリーフで起用すれば、速球はコンスタントに95マイルに達する。スライダー、カーブ、チェンジアップも投げることができる。リリーフで投げるときは、もっとカーブに頼ればいいと思う」と語り、ツインズやエンゼルスと同様にメヒアをリリーバーとして起用する方針を明言。すでにロスカップとメヒアをチームに加えたカージナルスだが、ガーシュは「さらなる補強を検討しているよ」と語っており、この両投手の獲得だけで補強を終わらせるつもりはないようだ。

「我々のミッションは、毎年優勝争いができるチームを作ることだ。今季のポストシーズン進出のためだけに、2021年や2022年、2023年の勝利を放棄するようなことはしない」とガーシュは語る。しかし、自軍がカブス、ブリュワーズとの熾烈な地区優勝争いを繰り広げるなか、「このチームの手助けをしたい。出来る限りのことはやるつもりだよ」とも語っており、ナ・リーグ中部地区の熾烈な優勝争いを制するために、トレード期限の日本時間8月1日午前5時までに、カージナルスはさらなる補強を画策することになりそうだ。

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