登山コーデっていつも同じになっちゃう…
登山ウェアって一点一点が結構高いですよね…。特にマウンテンパーカーといった大物は、何着もポンポン買えないもの。
結果、登山のコーディネートってなんだかいつも同じになってしまう…でも何をどう変えたらいいのか分からない。そんな悩みを抱えている人も少なくないはず!
そこで、YAMA HACKライター兼ファッション誌を中心にスタイリストをしている私、大泉陽子が、ワンアイテムを使った着回しコーデを紹介します。
今回のテーマは、登山に欠かせない「マウンテンパーカー」
今回のテーマは登山の必需品の『マウンテンパーカー』。一口にマウンテンパーカーと言ってもその種類・価格は多岐にわたります。特に厳冬期でも使えるハードシェルは高額なものも多く、たくさん買いそろえるのは難しいアイテムですよね。
コーデの中でも存在感のあるパーカーのためイメージを変えるのは難しいと思われるかもしれませんが、他にどんなものを合わせるか、どんな色を合わせるかで簡単にイメージを変えることが出来ます。
今回使うのはコレ!
今回着回しに使うのはイエローのパステルカラーが特徴のパタゴニアのマウンテンパーカー。淡い色で統一されたデザインはいろいろなアイテムにも合わせやすく、女性らしいやさしい印象にコーデをまとめてくれます。手持ちのアイテムにも合わせやすい配色ですね。
まずは登山コーデに挑戦!
ではまずは登山コーデから挑戦してみましょう!
マウンテンパーカーにトレッキングパンツを合わせるだけのシンプルコーデでももちろん素敵ですが、今回は少し派手なアイテムやポイントになるアイテムを合わせてみました。
チラ見せボーダー×ジャケットインでいつもと違うインナーコーデ
マウンテンパーカーの下に着るトップスはシャツかカットソーが定番アイテム。カットソーの色や柄を変えてみるだけではあまり変化が足りないなと思う人には、カットソーの上にジャケットをプラスするのがおすすめです。アウトドアウエアなので撥水と速乾の機能性があるところも◎
スタイリスト
大泉
赤のボーダーをチラッと見せて差し色にするとコーデ全体にまとまりが出てさらによし!
同系色をベースににカラー小物をプラス
パーカーのイエローをベースにベージュや濃いイエローで同系色でまとめたコーデに。全体を同系色を多くすることでまとまりを出してくれますが、インパクトが少ないぼんやりとしたイメージにもなりがちです。そんな時は小物で色味をプラスすれば良いアクセントになってコーデにこ慣れ感が出てきます。
スタイリスト
大泉
足元は靴とレギンスでブルー系でまとめ、背中にはバックパックのレッドと、同じ色は出来るだけ同じ箇所に集めるとスッキリします。
インパクトカラー投入で自分流コーデを見つけて
ちょっと他とは差をつけたい。フェスなどで個性を出したい。そんな時にはトレンドのビビッドカラーやシャーベットカラーを取り入れるのがおすすめです。パーカーの色味が落ち着いているので複数のカラーを使ってもまとまりがなくなることはありません。
スタイリスト
大泉
シャツやレギンスでさらに柄物をプラスすればさらに個性を生かしたコーデになります。ポイントは柄が目立ちすぎない馴染みの良いものを選んで。
どうせなら普段着にも取り入れちゃおう!着回し街コーデ
登山だけじゃもったいない!街コーデにも同じマウンテンパーカーを使ってみましょう!きれいめとカジュアルの2パターンをご紹介します。
オールホワイトできれいめコーデ
全体のカラーをホワイトベースに統一して使用色を少なくすることできれいめコーデに。パーカーの色も薄色なのでホワイトコーデに馴染みがよく◎
スタイリスト
大泉
光沢感のあるプリーツスカートでさらにきれいめ度UP!!
カジュアルコーデの代表のデニム合わせ
カジュアルコーデの代表といえばデニム!今回は刺繍がかわいいワンピースをチョイスしました。スニーカーにはコーデュロイ、バッグはPVC素材、キャップはベロアとどんな素材とも合わせやすいデニムだからこそ異素材合わせで遊んでみましょう!
スタイリスト
大泉
コーデに遊びをプラスしたいときは小物で取り入れると目立ちすぎずに程よいスパイスになりますよ。
マウンテンパーカーの着回しコーデは無限大!
今回はマウンテンパーカーで着回しをご紹介しました。
コーデのテーマを決めたり、パーカー以外のポイントとなるアイテムを中心に組み合わせを考えるといつもと違ったコーディネートになりますよ。また、新たに投入するアイテムに小物を選べばウエアをプラスするよりもコストパフォーマンスもよいので小物から始めるのもおすすめです。
最後に…マウンテンパーカーを購入する時のポイントってありますか?
「アウトドア向けのフード付きジャケット」の事をマウンテンパーカーなどと呼ばれたりしますが、実は好日山荘では、マウンテンパーカーというカテゴリーのウェアはありません。
登山向けのアウターだと、「シェル」や「レインウェア」といった種類となります。今回は、登山ウェアで一番上に羽織るアウター(シェル)をご案内させていただきますね。
そう話すのは、今回撮影にご協力いただいた好日山荘 玉川ガーデンアイランド店の松永さん。
ファッションなどでは「マウンテンパーカー」とよく耳にしますが、「フード付きのジャケット」の総称だったりするため、登山ウェアにおいてその定義はあいまい。
ソフトシェル、ハードシェル、レインウェアなどといった登山で必要な機能ごとに呼び名が変わります。また、その呼び名もメーカーによって変わってきたりします。
肌寒い時にサッと羽織ったり、雨風を防いでくれたりするシェルは、登山するうえで欠かせないウェアの一つ。
しかし、薄手でしなやかなソフトタイプから雪山で使うハードなタイプのものまであり、登山ウェアの役割としてはかなり幅が広いアウター。また、その区別もかなり難しく、防風性だけのシェルもあれば、防水・透湿性のあるシェル、さらにかなり薄くて軽量なシェルなど、使うシーン・山によって実に様々なモデルが販売されています。
そのため、やはりシェルを選ぶ時は『どんな機能が欲しいのか』という点が一番大事です。
自分が登る山や季節、スタイルにはどんな機能があったらいいのか、是非私たちにご相談ください。
特に初心者の方は、買う前に店員さんに必ず聞くことをおすすめします!
スタイリスト
大泉
たしかに…種類がたくさんあるので、初心者は特に何を買っていいかわからないですね。
ちなみに…登る山によっても変わると思うので難しいと思いますが、松永さん個人的のイチオシアイテムはありますか?
あくまでもシーンによって選ぶシェルは変わるので、これ一つ!というのはやはり難しいのですが…。
個人的に、というのであれば「ミレーのティフォン50000ジャケット」は防水・透湿性に優れているだけでなく生地が薄く柔らかいので、使いやすいのではないかと思っています。
とっても親身に相談にのってくれる松永さん。自分が登る山にはどんなアウターが適しているのか、是非相談しに行ってみましょう!
今回ご協力いただいた店舗はこちら
今回着回しコーデにご協力頂いたのは『好日山荘 玉川ガーデンアイランド店』。幅広いラインナップとトレンドアイテムが揃うおすすめのスポットです。
好日山荘 玉川ガーデンアイランド店
所在地:〒158-0095東京都世田谷区瀬田2-32-14 玉川髙島屋S.C.ガーデンアイランド 1F
TEL:03-3700-2550
営業時間:10:00~20:00
取扱アイテム:
登山用品取扱店
キッズ・ジュニア用品取扱店店
パタゴニア正規取扱店
有料駐車場有り
好日山荘 玉川ガーデンアイランド店
着回しコーデのパターンは無限大!
あなたも手持ちのアイテムからチャレンジしてマンネリコーデを脱却しましょう!!