【トレード】レンジャーズが救援右腕・ジョーンズを獲得

トレード期限を迎えた日本時間8月1日、レンジャーズはマイナー右腕2人(ジョー・ジャーネスキーとレイ・カストロ)とのトレードで、ホワイトソックスから救援右腕のネイト・ジョーンズ、インターナショナル・スロットマネー、金銭を獲得したことを発表した。ジョーンズは現在、60日間の故障者リストに登録されているが、このまま今季の残り試合を欠場することが確実視されている。

現在33歳のジョーンズは、今季ホワイトソックスで13試合に登板して防御率3.48をマーク。日本時間4月28日に10日間の故障者リストに登録され、右前腕の手術を受けて日本時間5月14日には60日間の故障者リストへ移されたが、今季中の戦列復帰は難しいと見られる。

ホワイトソックス一筋8年間のメジャー生活で通算284試合(全てリリーフ)に登板し、22勝13敗、9セーブ、69ホールドをマークしているジョーンズは、通算奪三振率9.82という数字が示すように、三振奪取能力の高さが魅力のリリーバーである。自己最高のシーズンは2016年で、この年は71試合に登板して防御率2.29の好成績をマーク。2007年のドラフトでホワイトソックスから5巡目指名を受けてプロ入りし、日本時間2012年4月9日にレンジャーズの本拠地グローブライフ・パーク・イン・アーリントンでメジャーデビューを果たしており、この点において、レンジャーズに縁のある選手と言える。

ジャーネスキーは19歳の右腕で、今季はルーキー級で10試合にリリーフ登板して16回2/3を投げ、2勝0敗、防御率1.62をマーク。2017年のドラフトでレンジャーズから12巡目指名を受けてプロ入りした選手である。

カストロは22歳の右腕で、今季はドミニカのサマーリーグ(ルーキー級に相当)で9試合(うち7先発)に登板して35回2/3を投げ、4勝0敗、防御率2.02という好成績を残している。

なお、このトレードに関しては、レンジャーズがドミニカ共和国出身の16歳の外野手、バイロン・ローラと契約するために、インターナショナル・スロットマネーを欲していたことが伝えられている。レンジャーズの本命はジョーンズではなく、ローラと契約するためのインターナショナル・スロットマネーだったのかもしれない。

© MLB Advanced Media, LP.