【トレード】ブリュワーズがポメランツとブラックを獲得

逆転でのポストシーズン進出を目指すブリュワーズが、ジャイアンツとのトレードを成立させ、投手の補強に成功したようだ。日本時間8月1日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ブリュワーズが有望株のマウリシオ・デュボンをジャイアンツへ放出し、ドリュー・ポメランツとレイ・ブラックを獲得するトレードが合意に至ったという。今のところ、両球団からの正式発表は行われていない。

現在30歳のポメランツは、レッドソックス時代の2017年に17勝を挙げるなど、通算46勝の実績を誇る左腕である。昨季終了後にフリーエージェントとなり、今季はジャイアンツに加入したが、17度の先発登板で2勝9敗、防御率6.10と期待を裏切り、7月下旬からブルペンに配置転換。ブリュワーズは先発投手陣に故障者が相次いでおり、ポメランツを先発で起用する可能性もある。

現在29歳のブラックは、昨年7月にメジャーデビューを果たし、今季がメジャー2年目となる右腕である。昨季は26試合に登板して防御率6.17に終わり、今季のメジャーでの登板は2試合どまり(防御率4.50)。今季AAA級では23試合(うち1先発)に登板して1勝0敗、1セーブ、4ホールド、防御率5.16、奪三振率14.29をマークしている。

一方、ジャイアンツは2人の投手を放出する対価として、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでブリュワーズの3位にランクインしているデュボンを獲得するようだ。デュボンはホンジュラス出身の25歳の遊撃手であり、日本時間7月8日にメジャーデビュー。メジャーでは2試合に出場して2打数ノーヒットに終わっているが、AAA級では98試合に出場して打率.297、16本塁打、OPS.809をマークしている。ジャイアンツは正遊撃手のブランドン・クロフォードの契約が2021年まで残っているため、デュボンは本職の遊撃ではなく、二塁を守る機会が増えるかもしれない。

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