豪華調度品、美食レストラン… 「洋上の美術館」が初入港

初入港した客船「マースダム」=横浜港

 米客船大手ホーランド・アメリカ・ラインが運航する「マースダム」(5万5575トン)が31日朝、横浜港に初入港した。「洋上の美術館」ともたたえられ、豪華な調度品や美術品に囲まれたラウンジや美食で知られるレストランを備えている。

 オランダ船籍で1993年に就航し、全長219.2メートル、乗客定員1258人。15日間の「夏の北海道 極東ロシアを巡る日本一周クルーズ」で釧路から寄港した。

 停泊中の船内で開かれた初入港歓迎セレモニーで、横浜観光親善大使の川内美月さんらから花束を受け取ったアーノ・ユッテン船長は「横浜港はいつも入港する際の対応が素晴らしく、とても良い港だ。美しい日本を巡る機会に恵まれてうれしい」と笑顔で話した。

 2019年に初入港を予定していた外国客船5隻の最後を飾る。横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)では大勢の市民らが訪れ、白と濃紺のツートンカラーが美しい船体に見入っていた。

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