「プレミアリーグ、見るのが待ちきれない5人のヤングスター」

マンチェスター・シティの連覇で幕を閉じた昨季のプレミアリーグ。8月10日の新シーズン開幕まであと1週間ほどに迫ってきた。

ここでは、ここでは、『sportskeeda』による「今季のプレミアで必見の若手スター」を見てみよう。

エミール・スミス=ロウ(アーセナルMF)

これまではイライラする夏を過ごしているアーセナル。

ここにきてリールFWニコラ・ペペを90億円ほどで獲得すると報じられているものの、大物の補強にこぎ着けられていない。レアル・マドリーMFダニ・セバージョスは決まったが、セルティックDFキーラン・ティアーニーの獲得もまだだ。

ただ、そのことで若手へのチャンスが増える可能性はある。

それを掴もうとしているひとりは、スミス=ロウだろう。19歳の新星は昨季鮮烈な輝きを放ったものの、怪我によって阻害されてしまった。

とはいえ、彼の才能は本物だ。今季アーセナルでブレイクする気満々のはずだろう。

マーク・トラヴァーズ(ボーンマスGK)

近年ライアン・フレイザーらがブレイクを果たしたチェリーズ。エディー・ハウ監督は常に若手にチャンスを与えてきた。20歳や23歳の選手を獲得したこの夏の移籍市場での動きでもそれは明らかだ。

トラヴァーズは19歳だった今年5月のトッテナム戦でデビュー。『Man of the Match』を獲得する印象的なパフォーマンスを披露して、評論家たちから称賛された。

守護神だったアスミル・ベゴヴィッチは昨季終盤に評価を落としたほか、控えGKアルトゥル・ボルツはもう39歳だ。20歳になったトラヴァーズはチャンスを手にするはずだ。

メイソン・マウント(チェルシーMF)

今季若手選手を頼りにするはずのチームのひとつがチェルシーだ。

彼らはこの夏を含め2つの移籍市場での補強が禁止されている。また、エースだったエデン・アザールがレアル・マドリーへ移籍したことで破壊力が低下。ゴンサロ・イグアインを買い取らなかったことで、最前線のオプションはオリヴィエ・ジルー、ミチ・バチュアイ、タミー・エイブラハムのみなのだ。

その一方、補強禁止処分によって、若手はチャンスを得られるかもしれない。

そのひとりは、昨季ダービー・カウンティでフランク・ランパード監督のもとでプレーしたマウントだろう。

ダービーのプレーオフ決勝進出に貢献した20歳の若武者はポジション獲得を狙っている。

ラムズでは9ゴール4アシストを記録しており、中盤から得点を提供できる存在だ。それは昨季のチェルシーに欠けていたものでもある。

メイソン・グリーンウッド(マンチェスター・ユナイテッドFW)

昨季終盤はあまりに酷い戦いぶりだったユナイテッド。スールシャール監督にとって、今季は大きなチャレンジになる。

ポール・ポグバやロメル・ルカクには移籍の噂が絶えず、彼らのような重要な選手を若手に取り換える必要に迫られるかもしれない。

ただ、プレシーズンで素晴らしいプレーを見せた17歳のグリーンウッドにはチャンスになりうる。

17歳の若きストライカーはすでにCLでもプレミアリーグでもデビュー済み。さらに、指揮官もローンでの放出はしないと断言している。

オリヴァー・スキップ(トッテナムMF)

昨季は1人も補強を行わなかったスパーズだが、この夏にはクラブ史上最高額でフランス代表MFタングイ・エンドンベレを獲得した。

ただ、財布の紐が堅いクラブ事情もあり、マウリシオ・ポチェッティーノ監督はこれからも若手選手たちに信頼を寄せることだろう。

18歳のスキップは昨季ブレイクした若手のひとりだ。プレミアリーグで6試合に出場するなど、全コンペティション計10試合でプレーした。

彼はヴィクター・ワニャマ、エリック・ダイアー、ムサ・シソコより洗練されたセンターハーフだ。

そんなスキップはスタメンの座を懸けて戦わなくてはいけないだろう。とはいえ、ポチェッティーノ監督は、能力が確かならば年齢は関係ないということを証明している。

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