「競泳ワールドカップ」世界水泳2冠の瀬戸大也が意気込み「いい記録を狙う」

8月2日から東京辰巳国際水泳場で開催される「FINA 競泳ワールドカップ 2019 東京」の大会公式記者会見が、東京・六本木で行われ、2019年光州世界水泳選手権で2冠を達成した瀬戸大也選手をはじめ、2020年東京オリンピック出場を目指す松元克央選手、アンドリュー・ウィルソン選手(米国)、ブレイク・ピエロニ選手(米国)、ダナス・ラプシス選手(リトアニア)、大橋悠依選手、カティンカ・ホッスー選手(ハンガリー)らが登壇した。大会の模様は、8月2日から4日までCSテレ朝チャンネル1で生放送され、地上波では9月6日にテレビ朝日にて放送が予定されている。

会見では和太鼓の演奏とともに連獅子の舞が披露され、Fina事務総長のコーネル・マルクレスク氏によるあいさつに続き、各選手たちが本大会への意気込みを語った。瀬戸選手は「今回のスイミングワールドカップは、8月4日の400m個人メドレーだけに出場するので、テンションも調子もいいので、いい記録を狙って頑張りたいと思います」と語り、松元選手も「世界水泳(2019年光州世界水泳選手権)での勢いがまだ残っていると思うので、しっかりいい締めくくりができるように頑張りたいと思います」と闘志を感じさせた。

世界水泳の女子個人メドレーで2大会連続のメダルを獲得した大橋選手は「すごく楽しいレースにしたいと思っています。隣にいるホッスー選手と競り合っていいレースができるように頑張ります」と笑顔で話すと、ホッスー選手は「私も大橋選手とこんなに早くまた一緒に試合ができるとは思っていませんでした。今回ワールドカップは7回目になりまして、毎回出場するたびにいろんなことを学ぶので、今回も期待しています。来年の東京オリンピックでもたくさんの種目に出ますので、もう準備を始めています」とオリンピックへ向けての意気込みを語った。

会見では選手全員が1年後の東京オリンピックを自分にとってどんなものにしたいか、何をどう楽しんでいきたいかをフリップに書いて披露。瀬戸選手は「盛り上がり」と書いて「もう、東京オリンピック自体が盛り上がるので、リオ(2016年リオデジャネイロオリンピック)とどのくらい差があるのか、母国開催でもありますし、本当に楽しみでしょうがないです」と期待を寄せた。

松元選手のフリップには「カツオコール」と書かれ、「名前が『克央(かつひろ)』なんですけど、そのまま読むと『かつお』と読めるので、その『カツオ』というのを東京オリンピックでみんなに呼ばれるように頑張りたいなという意味を込めました」と思いを明かした。

「新しいプール」と書いた大橋選手は「東京オリンピックが開催されるにあたって東京アクアティクスセンターが徐々にできつつあるので。選考会もそこで行われるんですけど、そこで泳ぎの感覚とかプールの雰囲気とかを感じながら、東京オリンピックでどんな盛り上がりになるのか、その盛り上がりの力も借りて泳げるように、新しいプールがすごく楽しみです。すごく大きなプールになると思うので緊張すると思います(笑)」と笑顔で語り、期待に目を輝かせていた。

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