最低賃金引き上げへ 県内労働者期待、使用者懸念

 本県の最低賃金引き上げの目安額として、26円が示され、宮崎地方最低賃金審議会での議論が1日始まった。労働者側には賃金上昇への期待の半面、「都市との格差がどんどん広がる」と複雑な思いも。使用者側からは近年強まる賃金の上昇圧力に「将来的に千円になるのでは」「経営が圧迫される」と懸念する声が聞かれた。

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