バリスタ、店内放送などに汗 仕事体験 “お給料”も

店内放送に挑戦する児童と見守る従業員=小田急本厚木ミロード、2019年8月1日撮影

 小田急線本厚木駅直結の商業施設「小田急本厚木ミロード」(厚木市泉町)で1日、実際の店舗で接客業務などを学べる小学生向けの「おしごと体験イベント」が始まった。同駅周辺の活性化とともに施設への親しみを高めることを狙った初の試みで、子どもたちは従業員の助言を受けながら張り切った様子で働いた。2日まで。

 イベントは2日間で、施設内の全21種の仕事体験を提供する。小田急電鉄が展開するショッピングセンター全体を通じて初めての企画で、約790人の事前応募から当選した児童60人が参加する。

 初日は、家電販売店での接客業務やドリア作り、スケートボードの組み立てなどが各店舗で実施され、同市から訪れた小学6年生の二見心優さん(11)ら2人は施設案内スタッフとして店内放送などに挑戦。二見さんは「緊張したけれど『安心して』とアドバイスをもらい、原稿を読むことができた」とほほ笑んだ。

 最終日も、パン作りやコーヒーを入れる専門家のバリスタ体験などがある。両日とも体験終了後に「ちょこっとお給料」と題し、施設の500円分商品券などがプレゼントされる。

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