創立100周年記念でロゴ完成 井波彫刻協同組合 立体的な作業表現

井波彫刻協同組合のロゴマーク

 井波彫刻協同組合(藤崎秀平理事長)は、創立100周年を記念し、ロゴマークを作った。職人が木を彫ることで、作品に命が吹き込まれるという彫刻の本質を表現している。

 ロゴマークの製作は、井波彫刻のブランディングの一環として、県総合デザインセンターが協力して実施。組合と京都工芸繊維大がワークショップを行い、完成させた。

 黒色の平面の円に3本の線を加えることで立体的な球を浮かび上がらせた。のみで彫ることで立体的な作品に仕上げるという彫刻の本質を重ねた。3本線は彫刻の「彫」のさんづくりを示し、太さの違いはのみの多様性を表している。外国人にも分かりやすいように「Inami JAPAN」の文字を加えた。

 3日に南砺市のいなみ木彫りの里で開かれる創立100周年記念式典で披露する。今後、名刺やポスターなどで使用する。

■藤色の梅 鮮やか 高岡市もロゴ  高岡市は2日、万葉集が新元号・令和の典拠になったことを記念して作ったロゴマークを市のホームページに公開した。商業目的での利用も可能で使用無料とし、市民や各種団体、企業に「万葉のふるさと」のPRに役立ててもらう。

 マークは令和の典拠になった梅花の歌にちなんで藤色の梅の形をデザインし、二上山と射水川(現・小矢部川)を描いて高岡の美しい情景を表現した。

 市のマスコットキャラクター家持くんが令和の額や白梅を持ったイラストも作り、市観光協会のホームページで公開している。

高岡市が作ったロゴマーク

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