CAの秘密道具、プロンキーキット
Plonky(プロンキー)とはおてんばを意味します。
なぜ、プロンキーキットと呼ばれるのかは分かりませんが、中東系航空会社のCAとして入社後の最初の訓練で、教わる便利グッズです。
CAとしてだけではなく、女性としても持ち歩いていたら間違いなく便利なアイテムばかり!
基本セットにプラスして、先輩のアイディアや自分自身の経験から少しずつ増えていきました。
今回は、プロンキーキットに欠かせない9アイテムをご紹介します。
1 お裁縫セット
制服やエプロンのボタンが取れてしまったら、そのまま乗務なんて絶対に許されません。
お裁縫セットを常に持ち歩きます。
時間がない時の応急処置に安全ピンも。
2 絆創膏
布製の絆創膏がおすすめ。
絆創膏としてはもちろん、セロハンテープ代わりにもなります。
布製だと、布にもしっかりくっつくので、スカートの裾がほつれてしまった時などの応急処置もできる優れものです。
CAがお客さまに見える部分に絆創膏を貼っていると乗務できませんので、CAが自分のために絆創膏として使うことはほぼありません。
3 付箋
お客さまへのメッセージなどを書き込んだり、次に飛行機を使うCAへ引き継ぎのメッセージを残したり。
さまざまな場面でよく使われます。
色々な形や色のものを多く持っているCAも。
4 メジャー(定規)
定規でも良いのですが、メジャーの方が立体的なものも測れるのでオススメです。
機内販売などで、お客さまへ商品のサイズを伝えるときなどに役立ちます。
5 電卓
CAが電卓?と思われるかもしれませんが、実は機内でも計算する機会が多いのです。
特に、ギャレーと呼ばれるキッチン担当のとき。
オーブンの中の食事の数、カートに入る食事のトレーの数、お客さまの数、それぞれを計算して、誰が何列目からサービスを開始するか指示を出すのもギャレーの仕事です。
機内販売担当のときの計算や、お客さまに為替レートを聞かれた場合にも重宝します。
6 懐中電灯
夜のフライトだと、機内の照明を落とすので、懐中電灯は必須です。
大きいとお休み中のお客さまのご迷惑になるので、ポケットに入るサイズのものを用意しています。
7 ハサミ
機内に鋭利なハサミは持ち込めませんが、CAは意外にハサミを使う機会が多いのです。
そんな時、先がとがっていない小さなハサミは重宝します。
8 透明なマニキュア
こちらも優れものです。
機内での業務は意外とハード。
よく爪が割れてしまったり、ヒビが入ってしまいますが、そんな手のままお客さまの前へ出ることは許されません。
そんなときに重ねづけすると、見た目にも綺麗になりますし、応急処置にもなります。
伝線してしまったストッキングの応急処置にも。
もちろん替えのストッキングは持っていますが、履き替える時間がないことも。
そんなときは、伝線した部分に透明なマニキュアを塗ると伝線が広がりません。
9 オーブン用手袋
ギャレー担当だとお食事をオーブンで温める作業があります。
そのときのために自分専用のオーブンミットを持ち歩きます。
日本製の軍手がとても人気でした。
秘書時代や女優の今は、コットンの寝るとき用の手袋を持ち歩いています。
プロンキーキットは女性なら持ち歩きたいものばかり
CAの秘密の道具9つ。
秘書に転職した後も、女優の今も持ち歩いてとても役立っています。
どれも100円ショップで購入できるものばかりです。
備えあれば憂いなし。
皆様のカバンの中にもぜひ忍ばせてみては?