渋野「笑顔で、攻めの気持ちで」 全英女子オープンへの意気込み

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全英女子オープンへの抱負を語る渋野日向子=岡山市内

 女子ゴルフのメジャー、AIG全英女子オープンで日本人として42年ぶりの優勝に王手をかけた岡山市出身の渋野日向子(20)=RSK山陽放送。全英を前に山陽新聞のインタビューに応じ、初挑戦となる海外メジャーへの意気込みを語っていた。

 ―6月のアース・モンダミン・カップで4位に入り、賞金ランキング上位5位以内に与えられる出場権を獲得した。

 「全英が懸かった試合でも自然体でプレーできたのは収穫。テレビで見ていたメジャーの舞台に立てることが今から楽しみで仕方ない」

 ―5月にレギュラーツアー初優勝を飾り、今月の資生堂アネッサ・レディースで早くも2勝目を挙げた。

 「自分が一番びっくりしている。初優勝した後、高いレベルを求めすぎ、結果を出せない自分にいらついたこともある。(決勝ラウンドで崩れた)6月の宮里藍サントリー・レディースで、気持ちが態度や表情に出ているとコーチに叱られ、今までで一番こたえた。そこから意識を変えたことが全英と2勝目につながった」

 ―昨夏のプロテスト合格から1年足らずで大躍進を遂げた。

 「この数カ月で人生が変わった。今の状況は予想もできなかった。でも今はまだ賞金女王を狙えるレベルじゃない。次の目標として、1億円突破を目指す」

 ―全英は難コースで知られる。

 「今の武器はパットとショット。特にパットは1、2メートルを入れる自信があるので思い切って打つことができ、その結果バーディーの確率も上がっている。雨や風の中でも、攻めるべき時に攻め、守るべき時に守るという我慢強さも出てきた。全英は未知の世界だが、笑顔で攻めの気持ちを忘れず、まずは予選突破に挑む」

 ―来年の東京五輪代表は世界ランキングを基にした五輪ランキングで決まる。1カ国・地域につき原則2人、15位以内なら最大4人出場できる。現在44位で日本人4番手につける。

 「2勝目を挙げ、徐々に五輪を意識し始めた。自国開催で代表になれることはもうないので出たい。(選考対象となる)来年6月時点のランキングで上位に入れるよう戦い抜く」

 しぶの・ひなこ 岡山・平島小2年で競技を始め、スポーツ少年団でソフトボールにも打ち込んだ。上道中時代に岡山県ゴルフジュニア選手権で3連覇を果たし、作陽高2年時には全国高校選手権団体優勝に貢献。昨夏のプロテストに合格した。今季は国内四大大会のワールド・サロンパス・カップ(5月)でレギュラーツアー初優勝、今月の資生堂アネッサ・レディースで2勝目を挙げた。26日現在の獲得賞金は7820万8570円で賞金ランキング2位。165センチ、62キロ。