CAが教えるエレガントに見えるワインの飲み方
CAは業務において、所作に関して徹底的に訓練されています。
また、毎日の心掛けによって体に叩き込まれている為、乗務中でもプライベートでも酔っていても美しく見えるものなのです。
それは、美しく見える方法を知っていて、美しく見せるように実践しているから。
少しの心掛けでも雰囲気はガラリと変わるもので、それはワインの飲み方にも応用できます。
今回は、メイクと所作に重点をおいた、エレガントに見えるワインの飲み方3ステップを伝授します。
エレガントに見えるポイント1:赤系の口紅
ワインを飲むときはグロスは控えめに。口紅は赤系の色を選びましょう。
グラスに付いた口紅は指で拭くのがマナー。
グロスをベタベタに塗っていると、その分グラスが汚れてしまいます。
おすすめなのは、潤い効果があり、光沢も出る赤系の口紅を使用すること。
そして、薬用リップなどを塗っていない唇にそのまま塗ることです。
唇に直接塗ることによって、口紅が取れにくくなります。
お酒を飲むのは大概暗くなってからです。
特にバーなどの雰囲気の良いお店は照明が暗いこともあります。
そのようなとき、口元が明るいと華やかな表情になり「きちんと感」が出ます。
更に、赤系の口紅を選ぶ、もう一つの大きな理由は赤ワイン対策。食事で赤ワインを飲んだ後、お化粧室に行ったら唇が紫色になっていたことはありませんか?
特に大切な人と一緒のときは、避けたいですよね。
赤い口紅によって、それが目立ちにくくなるのです!
また、予防策としては、こまめにナフキンで口を拭くことはもちろん、飲むときにワイングラスを傾けすぎないことも大切です。
なるべくワインが唇に当たる面積を最小限にするように心掛けましょう。
傾ければ傾けるほど、唇だけではなく、口の周りまで紫に!
食事が終わる頃には口避け女のようになってしまいますので要注意!
エレガントに見えるポイント2:飲み口は一カ所に
飲んだ後にグラスに付いた口紅を指で拭っても、やはり少し口紅が残ってしまいますよね。
汚れを最小限にするために、飲み口はなるべく一カ所に決めるようにしましょう。色
々な場所から飲むと、それだけグラスの飲み口も汚れてしまいます。
エレガントに見えるポイント3:指先にまで神経を
機内でCAに食事やドリンク渡された時、所作がきれいだなと感じたことはありませんか?
これにはコツがあります。それは、指先をちゃんと揃えていること。
日本では、一般的にワイングラスはステム(脚)の部分を持つと、ワインの温度を変化させることがないので、良いとされています。しかし、国際的に見ると、晩餐会などの公式な場面では、ボウルの部分を持つ事がマナーとされているそうです。
気をつけることは、どちらの作法に従うにせよ、指先をきちんと揃えて持つこと!
指を揃えていなければ、「持つ」ではなく、「掴む」という印象になり、雑に見えてしまいます。
更にネイルのお手入れもきちんとしていると断然美しく見えます。
私も現役時代、「マニキュアと口紅を塗っていないのは、裸で歩いているのと同じ」と先輩から言われたことがあります。その言葉が衝撃で、今でも欠かさず塗るようにしています。
お食事やお酒の場では、自分が思っている以上に手元が目立ち、他人からも見られているものです。
細かいところではありますが、そこまで気を配る事でエレガントさがより一層際立ちます。
エレガントな所作で飲み姿も美しい女性に
細かいことばかりなので最初は大変!と思うかもしれませんが、一度習慣にしてしまえば、無意識のうちに自然にできるようになります。
現に私の元同僚であるCA達はこれらの習慣を身につけているため、飲み姿も美しい!
ぜひ、指先、メイク、所作を意識して、エレガントな飲み姿を身につけてくださいね。