児童72人完泳 伏木遠泳大会

完泳して晴れやかな表情を浮かべる児童=国分浜

 高岡市伏木小学校の伝統行事「伏木遠泳大会」が4日、伏木地区の国分浜を発着点に開かれた。5、6年生72人全員が、沖合にある「男岩(おいわ)」までの往復約2.5キロを完泳した。

 努力の大切さと自然の厳しさを学んでもらおうと、伏木少年遠泳会、同校育友会、市水泳協会が開き、90年以上続いている。

 開会式では大門信吉伏木小校長があいさつし、岡田玲那さん(6年)が「練習の成果を発揮し完泳します」と宣誓。児童は水泳協会員や住民有志ら約60人、伴船8隻と共にスタートし、保護者らの声援の中、ゴールを目指し懸命に泳いだ。

 児童には完泳証とメダルが贈られた。武部圭孜君(6年)は「波が高く去年よりきつかった。応援が聞こえて頑張れた」と話した。

児童に声援を送る保護者ら=国分浜
遠泳中の様子=国分浜

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