いきものがかり・水野が“会いたい人” よしお兄さん&りさお姉さんとの初対面に大興奮! まさかの感涙!?

BSフジで4月から放送されている「BSいきものがかり」(火曜午後11:30)は、いきものがかりのメンバー3人(水野良樹、吉岡聖恵、山下穂尊)がMCを務める、彼らにとって初の冠レギュラーテレビ番組だ。コンセプトは「会いたい人に会う」。3人がテレビやネットで見かけたり、歌を耳にしたりして気になった人(グループ)をゲストに招き、トークを展開している。

これまでにMrs.GREEN APPLE、ポセイドン・石川、虹色侍、サカナクションの山口一郎、Mr.シャチホコ、東京03といった多彩なゲストが登場。彼らが語る貴重なエピソードや、歌、コントなどスタジオでのパフォーマンス、それを受けてのMC陣の発言とやりとりが毎回視聴者を楽しませている。3人の意外な個性や素顔が見られる、いきものがかりの魅力が凝縮された番組となっている。

8月6日放送分のゲストは、水野が会いたい人である、よしお兄さんこと小林よしひさと、りさお姉さんこと上原りさ。それぞれNHKの子ども向け番組「おかあさんといっしょ」の11代目たいそうのおにいさん、5代目身体表現のおねえさん(2019年4月から『たいそうのおねえさん』のポストが設けられ、それ以前のおねえさんは区別のためこう呼ばれる)であり、小林は05年から歴代最長となる14年間、上原は12年から7年間番組に出演し、共に今年3月に卒業した。卒業後にテレビで共演するのは、今回が初めてだという。

17年に第1子が生まれた水野は子育ての真っ最中であり、「おかあさんといっしょ」の大ファン。小林、上原は「小さい子どもがいる家庭にとってスーパースターのような存在」だという。2人が番組に出演していた時期の体操「ブンバ・ボーン!」もお気に入りで、吉岡によると「リーダー(水野)はよく『ブンバ・ボーン』と言っていた。テンションを上げたい時、声に出していたみたい(笑)」とのこと。そんな憧れの“会いたい人”を迎えた水野は、いつも以上に緊張の面持ち。「おかあさんといっしょ」が小さな子どもを持つ親にとっていかにありがたいか、“おにいさん・おねえさん”と、その役割を担ってきた小林と上原がいかに素晴らしいかを吉岡、山下に伝えようとするが、やや舞い上がって空回りしている感も。

また、水野が「おかあさんといっしょ」の19年2月の「こんげつのうた」として作詞・作曲している「ぴかぴかすまいる」の話題になると、ひときわうれしそうな表情になった上、曲に対する感想を小林が語ると感激して「泣きそう」と漏らすなど、終始テンション高め。そんな水野をなだめつつ突っ込みを入れる吉岡、笑みを浮かべつつマイペースにトークする山下という図式で収録は進んだ。

トークでは、小林、上原がMC陣の質問を受け、番組出演中に心がけていたことやプライベートで禁止されていたこと、収録に臨む際のテンションの上げ方などを語る。そして、実際に卒業するまでを振り返ったり、卒業後の活動について語ったり、興味深いトークを展開。さらに小林が身体能力の高さを見せつけるパフォーマンスを披露する場面や、上原が「おかあさんといっしょ」のパントマイムのコーナー「パント!」を再現する場面も。3人のリアクションも含め、見逃せないところだ。

毎回、「会いたい人」を前にしたメンバーの反応、そこから生まれるやりとりが魅力の番組だが、今回は水野の“熱さ”が特に目立ち、吉岡、山下が次第に引き込まれていく様子が見もの。いきものがかりファンにも、「おかあさんといっしょ」及び小林、上原ファンにも、楽しい25分間になるだろう。

取材・文/佐藤新

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