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「大島トマト」で知られる大島造船所の農産グループ(長崎県西海市大島町)は今年からメロンの本格販売に乗り出した。ブランド名は「大島メロン」。5日、香りの良さが特長の品種「ユウカ」の出荷を始めた。新たな特産品として夏の贈答品向けなどの需要を目指し、知名度向上を図る。
同造船所は1988年からトマト栽培を始めた。2.7ヘクタールのハウスで糖度8度以上の「大島トマト」を出荷している。トマトは6月から10月まで裏作期に当たるため、ハウスの有効活用策として昨年からメロン栽培を研究。今年からハウス40アールで本格生産を始めた。
7月には糖度15度以上の高級品種「ミラノ」を県内スーパーや直売所に卸した。「品質がいい。来年もぜひ扱いたい」と好評だったという。5日から出荷の「ユウカ」は糖度14度前後で今月中旬まで収量約7千個を見込む。直営の大島トマト農園では1個400円から販売する。
栽培担当の永田渉さん(40)は「ユウカは九州では珍しい品種で、味と香りの評価は高い。大島メロンをトマトに次ぐ看板商品にしたい」と話した。
問い合わせは大島トマト農園(電0959.34.5191)。