投資用マンションを福岡と長崎を中心に展開しているモダンプロジェ（福岡市）は、長崎市大浦町にマンション型ホテルをオープンした。新築マンションを用途変更し「暮らすように泊まるホテル」にした。1階には浜松建設（諫早市）がオフィスを置き、カフェや貸しスペースとしても営業する。
名称は「MPホテルズ長崎水辺の森」。鉄筋コンクリート10階建て。最上階は賃貸で、ホテルは1～9階の全81室（1室17.8平方メートル）。▽ダブル▽セミダブル▽2段ベッド（ダブルとセミダブル）▽同（セミダブル二つ）の4タイプある。広々とした2段ベッドは同社特注。各客室に洗濯機や冷蔵庫、Wi-Fiなどを備え、トイレと風呂は分かれている。料金は毎日変動し1室5千円から。グループで泊まる方が得になる。
上層階からは、近くの大浦天主堂や長崎孔子廟（びょう）を眺望できる。モダンプロジェは国内外からの観光客の需要が見込めるとして、都市部で普及しつつあるマンション型ホテルに切り替えた。同社がホテルを直営するのは初めて。
1階はホテルフロントと同居する形で、木造住宅や造園を手掛ける浜松建設が入居。「木の暮らし」の名称でサテライトオフィスとし、新築やリフォームの相談に応じる。市民や観光客が憩えるようにとカフェサロンを兼ね、貸しスペースは展示会やワークショップなどの利用を想定。前庭にはウッドデッキを設けた。
同ホテルの予約はインターネットまたは電話（095.801.1219）。木の暮らし（電095.807.5193）。
