寝食共に友情深める 黒部と東京の児童、3泊4日で釣り・野外炊飯

麦とろ麺を味わう子どもたち

 黒部市と東京の小学4~6年生が寝食を共にして交流する「名水の里くろべこども自然体験村」が5日、同市内で始まった。3泊4日の日程で黒部の自然を楽しみながら友情を深める。

 自然体験や農作業を通して環境学習や都市農村交流を進めようと、くろべ都市農村交流実行委員会(小柳勇人会長)が毎年実施。児童は東京都千代田区と黒部市から30人ずつ参加した。

 宿泊先の市ふれあい交流館「あこや~の」で開村式を行った。野外炊飯では、県産大麦を使った「麦とろ麺」の流しそうめんを楽しみ、野菜やイノシシ肉のハムなどを盛り付けて炭火で焼いたピザを味わった。JAくろべ女性部が夏野菜の天ぷらを振る舞った。

 期間中は、黒部峡谷鉄道のトロッコ電車で欅平(けやきだいら)を訪れるほか、海釣りやモモの収穫などを体験する。

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