外国人客呼び込め 飛び出す!?浮世絵世界をカフェで堪能

食事とともに、浮世絵をテーマにしたショーが楽しめる「浮世絵カフェ」=横浜市中区

 今後さらなる増加が見込まれる外国人観光客を呼び込もうと、「浮世絵」をテーマにしたショーを楽しみながら食事ができる「浮世絵カフェ」が8日、神奈川県民ホール(横浜市中区)にオープンする。

 秋のラグビーワールドカップや来夏の東京五輪・パラリンピックなどを控え、ナイトタイムエコノミー(夜の経済活動)を活性化し、地域のにぎわい創出につなげる目的で、県などが企画した。

 浮世絵カフェには、県から事業委託されたパフォーマンス集団「白A(しろ・エー)」(同市鶴見区)が出演。2002年の結成以来、欧州やアジアなど世界30カ国で500回以上の公演をこなしてきた。

 ショーでは、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏(なみうら)」などの浮世絵の映像を舞台に投影し、浮世絵に描かれた人物にふんしたメンバーらがテクノサウンドに合わせてパフォーマンスを披露する。日本語の分からない外国人でも楽しめるようにセリフはほとんどない。

 会場は、同ホール6階の洋食店「英一番館」。定員75席で、定休日の火・水曜を除く午後6時と同8時に1日2回公演する。入場料は3千円(3歳以上15歳以下は1500円)で、飲食代は別途かかる。

 チケットは会場で当日購入するか、白Aのホームページ(HP)内のリンクから予約できる。問い合わせは、県文化課電話045(285)0220。

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