多良木高跡、除草スッキリ 住民80人が作業に汗

多良木高跡地の除草作業に汗を流す地元住民ら=多良木町

 県立高再編で3月に閉校した多良木高(多良木町)跡地で7月28日、除草作業があり、地元住民ら約80人が汗を流した。

 多良木高跡地は、施設を管理する県が除草作業を年数回予定している。しかし、夏本番を迎え雑草が生い茂るようになったため、町などが呼び掛けた。

 同校閉校後、住民たちが校庭に入ったのはこの日が初めて。参加者たちは、刈り払い機や鎌を使い、野球のグラウンドや陸上トラック周辺の雑草を刈り取った。地元区長の長田勝幸さん(81)は「多良木高がこのような姿になって残念だが、またみんなで学校に集まれるのはうれしい」と話していた。(園田琢磨)

熊本日日新聞 2019年8月5日掲載

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