少林寺拳法 ファイナリストとなった穴井達大(玖珠美山) 全国高校総体2019

令和元年度全国高校総合体育大会少林寺拳法競技

8月4日 男子単独演武 決勝 

KIRISHIMAツワブキ武道館

 高校3年間の集大成として臨んだ決勝の舞台。穴井達大(玖珠美山3年)は「メダルを狙っていた。今、自分ができる最高の演武を出し切ることだけを考えた」。突きや蹴り、防御など磨き上げた成果を発揮した。今春の全国高校選抜大会が終わってから結果にこだわり、技の正確さを追い求めたが、メダルにはわずかに届かなかった。3位の261.5点にわずかに及ばず260.0点で6位に終わった。「悔しさしかない」とかみしめる言葉に歩んで来た日々の思いが詰まっていた。

全国総体では結果にこだわった

 小学2年から少林寺拳法を始めた穴井は、中学から演武を本格的に取り入れ、才能が開花した。高校1年から全国高校総体、全国高校選抜大会に出場し経験を積む一方、思うような結果が出ずに悩んでいた。「これまでの全国大会は全て予選落ち。それが悔しかった」と最終学年を迎え、さらなる飛躍を期した。外部コーチを務める父親の洋一郎さんとの父子関係を断ち切り、師匠と弟子として指導を素直に受け入れ、二人三脚で技を極めた。「どうすれば結果が出るかを求め、一つ一つの技の細かい部分までこだわった」

 県高校総体を難なく突破し、地元開催となった全九州高校体育大会で優勝し、九州王者として全国高校総体に臨んだ。

 今大会の予選では気負いすぎた。「この大会で最後と思うと筋肉が凝り固まり体が動かなかった」と点数が伸びなかったが、他の選手も同様だった。準決勝では快心の演技で気持ちがほぐれた。「いい状態で決勝に行ける。表彰台を目指す!」と手応えはあったが、思うように得点が伸びなかった。それでも過去最高の順位で全国大会を終え、「卒業しても何らかの形で競技を続けたい」と語った。

力強い演武を見せた穴井達大

(柚野真也)

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