救助訓練で車解体 富山北消防署

器具の使い方についての説明を受ける署員=日本オートリサイクル

 富山北消防署は6日、富山市松浦町の自動車解体業「日本オートリサイクル」で車両救助訓練を行い、事故現場での救助工作技術の習熟を図った。

 若手署員を中心に約20人が参加し、交通事故で車内に人が閉じ込められたとの想定で実施。廃車になる車両2台を使い、油圧式の器具でドアを切断したり、工具を用いてフロントガラスを取り外したりして、救助方法を確認した。

 同署消防課の楠雄太消防士長は「器具を使った事故救助の件数は減少しており、経験がない若手署員が多い。訓練を通して現場でスムーズな活動ができるようにしたい」と話した。訓練は7日も実施する。

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