高岡商延長制し初戦突破 夏の甲子園、石見智翠館に6-4

高岡商-石見智翠館 延長10回表高岡商2死二、三塁、森田が勝ち越しの2点適時三塁打を放つ=甲子園

 第101回全国高校野球選手権は6日、甲子園球場で開幕し、富山代表の高岡商(3年連続20度目)は第3試合で島根代表の石見智翠館(いわみちすいかん)(4年ぶり10度目)を延長十回の激闘の末、6-4で下した。2年連続の初戦勝利で、夏の甲子園通算10勝目を飾った。 

 高岡商は一回、バント安打で出塁した森田が押し出し四球でかえり先制した。二回に森田の左越え2点本塁打、七回は藤井の左前適時打で加点。同点とされて迎えた延長十回、森田が右越え2点適時三塁打を放ち、勝ち越した。

 先発の荒井は低めを丁寧に突き四回まで無安打投球。九回に追い付かれたが、堀、松代が延長に入ってからのリードを守り切った。

 高岡商の次戦は大会第7日の12日、第4試合で鹿児島代表の神村学園(2年ぶり5度目)と対戦する。午後3時半の開始予定。

 開会式で高岡商ナインは出場49校のうち20番目に力強く入場行進した。

■苦しい試合だった  高岡商・吉田真監督 相手は粘り強いチームだと分かっていた。苦しい試合だったが、選手が一丸となってピンチをしのいでくれた。課題もあるので次に向けてしっかり修正したい。

■次も振っていく  高岡商・森田朝陽主将 厳しい試合だったが、勝ち切ることができてよかった。先制点を取れたし、失点した後にも得点できた。次も初回からどんどん振って高岡商の野球を貫きたい。

高岡商-岩見智翠館 2回表高岡商2死二塁、2点本塁打を放ち、笑みを見せる森田=甲子園
高岡商-石見智翠館 初戦突破し、笑顔で応援席へ駆けだす高岡商ナイン=甲子園

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