夏休みに“サイエンス”はいかが 川崎で体験イベント

バナナや風船を使ったサイエンスショーに見入る参加者ら =川崎市高津区のかながわサイエンスパーク

 夏休み中の子どもたちに科学の楽しさを体験してもらうイベント「かわさきサイエンスチャレンジ~感動科学と楽しいものづくり」が3日、川崎市高津区のかながわサイエンスパーク(KSP)で始まった。かわさきサイエンスチャレンジ運営委員会の主催で、4日まで。

 市内を中心に約30の企業や団体が2日間で40種類のサイエンス体験を提供。日本ウレタン工業協会のブースではウレタンフォームでできたスポンジプールが人気を集めていた。ウレタンで作られた食パンの模型なども展示され、子どもたちは楽しそうに感触を確かめていた。

 また、科学の魅力を伝える市民ボランティアグループ「トラボクラブ」はサイエンスショーを実施。液体窒素で凍らせたバナナでくぎを打ったり、生花の花びらを凍らせて手で粉々にしたりして、見ていた参加者からは歓声が上がった。液体窒素を手に付けたり、凍らせた植物の葉を砕いたりする体験には子どもたちの長蛇の列ができた。

 同市幸区から参加した小学2年生の女児(7)は「(凍った)葉っぱがばらばらになったのが楽しかった」と話していた。

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