「10年の空白、一瞬で埋める」 キンモクセイ活動再開へ

相模原市役所を訪れたキンモクセイの4人

 昨年10月に相模原市内で開かれたイベント「潤水都市さがみはらフェスタ」で、10年ぶりに再結集しライブを無料開催した5人組バンド「キンモクセイ」が6日、地元の相模原市役所を訪れた。メンバーは、本村賢太郎市長に今年10月15日に相模原市民会館で開くワンマンライブで本格的に活動を再開することを報告するとともに意気込みを伝えた。

 キンモクセイはメンバー5人のうち、ボーカルの伊藤俊吾さん(42)、ベースの白井雄介さん(42)、ドラムの張替智広さん(43)の3人が相模原出身。この日は、3人にギターの佐々木良さん(43)を加えた4人が市役所を訪問した。

 白井さんは、数千人が集まった昨年秋の同フェスタでのライブステージを振り返り「多くの人が待っていてくれてうれしかった」と笑顔。張替さんも「住んでいた相模原は思い入れのある場所。ライブができてありがたい」とほほ笑んだ。

 本格的な活動再開を告げる今秋のライブではファンになじみの楽曲や新曲を披露する予定で、「10年の空白を一瞬で埋めてみせます」と佐々木さん。伊藤さんは「われわれの生み出す音楽を多くの人に届けたい」と抱負を語った。

 ライブ「ちゃんとしたワンマン2019」は、午後7時開演。全席指定で前売り4800円など。また8月25日には相模大野中央公園(同市南区)で開かれる「相模大野もんじぇ祭り2019」にも出演する。

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