自宅2階をギャラリーに 八尾の佐藤さん、同級生と作品展示

自宅を改装したギャラリーに作品を飾った佐藤さん(左)と佐々木さん

 富山市八尾町杉田の佐藤敏彦さん(73)は8日、自宅2階を改装したギャラリー「弥勒庵」をオープンする。長年共に彫刻や日本画などを制作してきた同級生の佐々木湖舟さん(74)=同市八尾町福島=とそれぞれの作品を飾り、2人は「自分たちの活動の集大成」と話している。(八尾・婦中支局長 藤木優里)

 佐藤さんと佐々木さんは小学校から高校まで同じ学校に通った。定年後、佐々木さんが彫刻を始めようと佐藤さんを誘い、制作を始めた。2012年の日展では2人同時に初入選した。

 これまでに県内のギャラリーなどで2人展を何度も開催。佐藤さんは数年前からギャラリーをつくりたいと考え、ことし部屋の壁紙を貼り替え、畳からフローリングに変えた。

 現在、佐藤さんは書、佐々木さんはおわらを題材にした日本画を主に手掛ける。ギャラリーには60歳以降に制作した作品を中心に飾り、数カ月に1度展示替えをする予定。佐藤さんは「この年まで創作活動を続けてこられて幸せ」と話した。

 来訪の際は事前に問い合わせが必要。問い合わせは佐藤さん、電話076(455)2252。

© 株式会社北日本新聞社