昔話題材に紙芝居 砺波南部小児童が下絵描き

吉水さん(中央)の指導で紙芝居の下絵を描く子どもたち

 砺波市砺波南部小学校の5、6年生16人が、地元に伝わる昔話の紙芝居作りに取り組んでいる。6日は、同市の東野尻公民館で下絵を描いた。

 東野尻には、野村島に伝わる昔話「白いへび」と苗加に伝わる「九本杉」がある。子どもたちに郷土への愛着を深めてもらおうと、同公民館が初めて企画した。

 5日に昔話に出てくる場所を見学しており、6日は8人が二つのグループに分かれ、砺波市東保の絵本作家、吉水友香さんの指導で下絵を描いた。

 7、8日も色塗りなどを行い、9日に仕上げる。松本康花さん(6年)と竹部美咲さん(同)は「大人になってから子どもたちに教えてあげたい」と話した。

 完成した紙芝居は、11月の東野尻公民館まつりで披露する。野村幹夫館長は「次の世代に語り継いでほしい」と話した。

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