山田地域の童話広く知って 地元各種団体、看板に「鯉恋物語」 

山田湯地区に設置された看板

 富山市山田湯地区にある夫婦杉と山田川を題材にした童話を描いた看板が、同地区に設置された。地区の自治振興会や婦人会、「山田川を愛する会」など各種団体が一体になって取り組む地域おこし「コイコイ大作戦」の一環。古里の自然に目を向け受け継いでいこうと整備した。

 童話は「鯉恋物語」と題し、婦人会が中心となって制作。人魚になった山田川のコイと男性が恋に落ち、牛獄社の夫婦杉に祈ることで生涯幸せに過ごす物語になっている。

 看板は半畳ほどの大きさで、地区外の男性が手掛けた。4日には地域住民にストーリーも披露し、婦人会は「童話をきっかけに、大人になっても箱庭のような自然を懐かしく思ってもらえたらうれしい」と話している。

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