「核磁気共鳴装置」について学ぶ講座 静岡理工科大学で8/30開催

静岡理工科大学では、2019年8月30日、第39回機器分析講座 「核磁気共鳴装置の基礎と応用」を開催する。

静岡理工科大学先端機器分析センターでは、27機種の共通分析機器を集中管理し、学内の研究・教育活動を支援だけではなく、地域の研究拠点として、地域企業や近隣の高等学校にも直接利用の機会を提供している。毎年2、3回実施している「機器分析講座」は地域の技術者育成を目的に最先端の研究および分析機器の講習を行うもので、開学の翌年から始まり、現在に至るまで、延べ1000名以上が受講している。

第39回のテーマは、磁気共鳴の原理を用いて分子の構造や運動状態などを調べる分析方法「核磁気共鳴分光法」について。核磁気共鳴装置とは、原子核が有する核スピンの共鳴現象を測定することで、物質の分子構造や特性の解析を行うことができる装置。
講座では、日本電子株式会社の協力による「核磁気共鳴分光法」の基礎講習や核磁気共鳴装置を使った計測実演を行うほか、産業技術総合研究所の林繁信氏による「固体NMRによる無機材料の微細構造解析」、静岡理工科大学物質生命科学科の鎌田昂氏による「海産の含ハロゲン化合物:構造の多様性とその生物活性」の2つの講演を予定している。

参考:【静岡理工科大学】第39回機器分析講座(PDF)

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