こんなの、どう考えてもヤバいでしょ……(画像は元ツイートより)
「豆乳にアボカドの種を入れて常温放置すればヨーグルトが出来る」というツイートに「腐敗して固まってるだけ」「食中毒になります」という指摘が殺到。
過去には同じように豆乳を常温で放置する「玄米豆乳ヨーグルト」が流行し、定期的にその危険性が話題となっているようです。
今回、危険性が指摘されている手作りヨーグルトは、
『知ってる人は知ってることだけど、清潔な容器にアボガドの種と無調整豆乳300ccくらい入れて時計回りに2、3回かき混ぜて常温で1日くらい置くと豆乳ヨーグルトができるよ。
このヨーグルトを元種にして、また豆乳足せばヨーグルト作り続けられるし、アボガドの種以外に無農薬玄米や桃の種でも可。』
といった内容のツイートで紹介されました。
そのツイートには、タッパーに入れられた豆乳が白く固まっている写真も一緒に投稿されていて、一見するとヨーグルトが出来ているように見えます。
しかし、ツイート主はどういう仕組みでヨーグルトになるのかという問いに『自然界にある常在菌だと思います。想像ですが、種系はその菌がいきいきしてるのかなーと。』と返答。あまり仕組みは理解していないまま、作り方を紹介しているようでした。
そして、このツイートに対して指摘する声が殺到します。
「Twitterとインスタに、豆乳にアボカドの種を入れて常温放置するとヨーグルトが出来るって投稿が拡散されてますが、絶対に真似しないでください。
豆乳に雑菌が繁殖→腐敗して固まってるだけです。食中毒になります」
「アボカドの種に乳酸菌は付いていません。豆乳が固まる方法はペクチンの活用、にがり、雑菌によって劣化したなどで、今回の作り方の場合”空気中の雑菌での劣化による凝固”です」
「豆乳とアボカドの種を常温放置でヨーグルト作るレシピが出回ってますが、なにも入れなくても豆乳は空気にさらしとけば劣化して固まりますよ。それは食べないほうがいい…」
「一回開封した豆乳、そのまま忘れて冷蔵庫に入れっぱなしでも固まるのにアボカド豆乳ヨーグルトのやつって常温放置なの…?ひええ」
といった声が寄せられました。
更にキッコーマン公式サイトでも『凝固が始まった豆乳は劣化が進んでいる状態ですので、飲料を中止してください。』との記載があるとして、その危険性を指摘する声が相次ぎました。
こうした指摘を受け、ツイート主は、
『豆乳ヨーグルトはマクロビ系では割と一般的だし学術知識の豊富な料理家の方の発酵のワークショップでも習ったものだったのでツイートしたのですが、専門家じゃない私がツイートしたのが無責任だったようですね、、、関連ツイートは消しました』
とし、問題のツイートは削除されたものの、いまだ騒ぎは収まっていません。
過去には、同じように豆乳を常温で放置する「玄米豆乳ヨーグルト」が流行し、実際に健康被害が出る問題にまで発展しているそうです。しかし、豆乳ヨーグルトで検索すると同じような作り方が多数紹介されており、今後も定期的に流行する話題となりそうです。(文◎絹田たぬき)