GQ認定!「19-20プレミアリーグ、最もイケてるユニフォームTOP20」

2019-2020シーズンのプレミアリーグは8月10日に開幕を迎える。今季は一体どんな戦いが展開されるのか楽しみだ。

ここでは、『British GQ』による「今季のプレミアリーグ、ユニフォームランキング」を見てみよう!

なお、寸評は例年通り皮肉満載だがそこはご愛嬌。

20位 エヴァートン

公平に言うならば、トフィーズはいくらかの賞賛に値する。

個性のないユニフォームにする代わりに90年代のファッションをリバイバルすることを選んだことに。

しかし実際には、ツートーンの格子柄になっている胸部分は皮肉めいたヴィンテージスポーツウェアを思い起こさせる。

19位 アストン・ヴィラ

今季プレミアリーグに戻ってきたヴィラ。だが、このユニフォームはデザイナーの下書きフォルダから引っ張り出したようなものに見える。

18位 トッテナム

スパーズの新ユニがいかに味気ないかを考えれば、65ポンド(8600円)という価格はどうかしてる。

確かに同じような価格のユニフォームもあるが、この白地に紺のデザインはまったく創造性がない。

17位 シェフィールド・ユナイテッド

伝統主義の高貴な哲学と、全く尊敬されない「これでいいの?」という態度は紙一重だ。

その不安定な差を晒すことでシェフィールド・ユナイテッドは我がジャーナリスト人生を試してきたが、この一着を支持することはない。

16位 バーンリー

バーンリーのフットボールの質が非常に大味なことを考えれば、ファンたちは新しいユニフォームにはクリエイティブさを期待していたかもしれない。

15位 ウォルヴァーハンプトン

プロのようなプレシーズンのフィットネス管理のないアマチュアリーグの選手のための傑作だ。

「ロンドを5分やって汗をかいたの?」「ボス、違うんです。これは、ウルヴスの新ユニです。マジで」。

14位 サウサンプトン

サウサンプトンが2部昇格を目指していた2010–11シーズンに発表されたクラブ創設125周年ユニフォーム(下記画像)以上にいいセインツのユニフォームは出てこないだろう。

現在プレミアリーグにいる彼らの赤と白のストライプは全く問題ない。

『LD Sports』のロゴはちょっとヒドいが、少なくともベッティングやローンの会社ではない。プレミアリーグにいることと同様に、ファンはこの小さいけれど稀な勝利を楽しむべきだ。

13位 マンチェスター・シティ

昨季国内3冠を成し遂げたシティ。FAカップ決勝でワトフォードを6-0で叩きのめしたように、金持ちぶった無分別な新ユニフォームを作り出した。

無駄に上品なスカイブルーと袖にはネイビーのトリム。アグエロがこれを着るのを考えると、リアルな恐怖に包まれる。

12位 ボーンマス

みんなボーンマスが好きだよね?

熱血漢であるイングランド人のエディー・ハウ監督が率いる彼らは完璧な中位チームであり、ユニフォームランキングでも中位を与えられるべきだろう。

エンボス加工された金のエンブレムはいい感じだが、それ以外はいつものチェリーズだ。

11位 ブライトン

この青と白のストライプのプレーンなユニフォームは及第点に値する。

10位 レスター

レスターの新ユニフォームは昨季とほぼ同じように見える。よく見てみると、チェック柄になっているのが分かるだろう。

誉めることができるのは、こんな単純なおふさげのために55ポンド(7281円)の値段にしたことだけ。

9位 ニューカッスル

マグパイズファンよ、元気を出せ。

チームを2部からプレミアに引き上げた監督(ラファ・ベニテス)は中国に逃げ出し、チーム内最高のストライカー(アジョセ・ペレス)はレスターに売り飛ばされ、そして、マイク・アシュリーはまだチームの実権を握っている。

だが、少なくとも新ユニフォームは素晴らしい。エンブレムを中央に配置するクラブが増えないのはなぜなのか。

8位 マンチェスター・ユナイテッド

金のエンブレムは目立つものの、見事な濃い赤によってシンプルさを保っている。

ただ、残念なことに、このユニフォームは20年前に成し遂げたトレブルと過度にリンクしている。1999年のCL決勝でシェリンガムとスールシャールが得点した時間が袖にプリントされているのだ。

だが、実際にこのユニフォームを着る現在のチームに類似性を提供しているわけでない。

よって、スールシャールとユナイテッドがクリスマス頃にいそうな順位をランキングに反映させた(=年末時点でユナイテッドは8位ぐらいにいそう)。

※執筆したGQ編集者がユナイテッド嫌いらしい

7位 クリスタル・パレス

昨季のランキングでは1位だったパレス。

それを受けたイーグルスのSNSチームは、クリスティアン・ベンテケをGQの表紙にするネタで遊んでいたが、彼はシーズン1得点に終わってしまった。

よって、パレスは(呪われてしまうかもしれない)1位の座を明け渡したことに満足すべきだ。それがなければ、ラブリーな一着である。白のピンストライプによって、また無茶(1位に?)するところだった。

6位 ウェストハム

今季のプレミアリーグにおいて、クラレット&ブルーのユニフォームでは断トツだ(同じチームカラーのヴィラとは圧倒的な差?)。

バスクシャツのようなストライプが個性を放つ一方、それ以外は伝統を保っている。

唯一残念な点はどこか?

ウェストハムはスマートな移籍を望んでいるようなので、ダニー・ウェルベックやダニエル・スターリッジらがこのユニを着る姿はまず見られないかもしれないということだ。

5位 ワトフォード

(対戦する2チームを合体させた)ハーフ&ハーフのタオルマフラー?ハーフ&ハーフのユニフォーム?

金と黒をクラッシュさせたワトフォードの力作は、黒と白で2分割したユヴェントスさえも凌駕している。

4位 リヴァプール

このピンストライプの新ユニは、イアン・ラッシュやケニー・ダルグリッシュが全盛期だった80年代を思い起こさせるものだ。

今季のプレミアリーグで優勝を成し遂げ、サラー、マネ、ミルナーらが同じように神格化されることになるだろうか。そうはならないかもしれないが、かなりやるだろう。

3位 チェルシー

これが90年代の正しい使い方(取り入れ方)だ。

スタンフォード・ブリッジからインスパイアされたデザインで、ジャンフランコ・ゾーラが現役だった時代以降で初めてチェルシーは本当に魅力的なものを作り出した。

2位 ノリッジ

今年テーパードデザインを採用したのが、ノリッジだけだったことは非常に残念だ。

それだけでこのユニフォームは1位に肉薄することになった。グリーンのドットが効いている。

1位 アーセナル

このユニフォームは、PES2008(海外版ウイイレ)時代のティエリ・アンリとほぼ同じくらいいい。当時はセスクがサー・アレックス・ファーガソンにピザを投げつけ(実際には2004年の事件)、ガナザウルス(マスコット)の大騒ぎもあった。それらを全部合体させたのと同じくらいいい。

簡単に決めた意見ではないが、どれほどこのユニフォームに歓喜しているかを言い表す唯一の方法だ。

アーセナルレッドの正しい色合いから、肩に配置されたアディダスのストライプまで、このユニフォームには全てが揃っている。

(完璧に近づく)最後の仕上げは、1988-99シーズンのホームユニを思い起こさせる3色使いの襟と袖だ。ノスタルジーとモダンさのほぼ完璧な融合になっており、敬意を示すために彼らを1位とする。

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