周防正行監督が幸せを感じるのは「なかなか捨てられないモノとの再会の瞬間」

映画監督の周防正行が、今週の東海ラジオ朝ワイド『小島一宏 モーニングッド』に出演している(5日~9日 各日8時40分頃~)。月曜日のトークテーマは「最近あったグッドなこと」。

周防監督はモノが捨てられないタイプで、子供のころから持っているものが相当あるとのこと。それらを全部、結婚を機に書庫を借りてそこに移したそうだ。小学校のときの教科書や成績表を箱に入れて書庫に入れっぱなしにしておいたが、書庫を明け渡さなくてはならなくなって整理しようということになった

周防監督は「箱を開けると懐かしいものだらけで『僕はこの日のためにとっておいたんじゃないか』という気分になった。小学校のときの九九の試験プリントや修了証などを見て胸がウッとなった。小学校からの年賀状を見て、整理に行っているのに思い出に浸りに行っているようで全然整理できないが『この気分を味わうために、この一瞬のためにとっておいたのかなあ』と思うぐらい幸せな気分になった」と話した。

さらに「それがなければ絶対に思い出さなかったようなことがたくさん思い出された。ふだん思い出さないようなことを思い出すことがすごい。子どもの頃のことでも覚えていることは結構あって、覚えているぐらいだからそれはときどきそのことを考えているとうこと。考えもしなかったものがあることがすごい」と、学生時代に集めた喫茶店のマッチ箱などの例を挙げ、モノとの再会の喜びを強調した。

しかし、幸せな時間に浸っているばかりでは一向に片づかないのも事実。今後の構想としては「『さすがにこれはとっておきたい』というもの以外は捨てよう。レンタル倉庫にまとめておくことにしよう」と思っているそうだが、なかなか進んでいないらしい。12月公開の映画「カツベン!」のPRで全国行脚中の周防正行監督に、6日からは映画の話を聞く。

小島一宏 モーニングッド

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週月曜~金曜 7時00分~9時00分

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