電柱位置情報の代理店販売開始 北電など10社

 北陸電力など全国の電力10社は8日、電柱の位置情報データの代理店販売を始めたと発表した。各社の情報をワンストップで提供する。

 電柱は30~50メートル程度の間隔で設置されており、電力会社はそれぞれ固有の識別番号を割り当てて位置情報を把握している。北電のエリアには約70万本ある。

 電柱の位置情報を利用すれば、携帯電話で通報した人がいる現場を簡単に特定できる。電柱にアンテナを付ける通信事業者の設備管理などにも活用できるという。販売対象は官公庁を含む法人とする。

 これまでは各電力会社の取扱店が個別に申し込みを受けていたが、全国の情報をワンストップで提供する。北電のエリアでは、子会社の北電情報システムサービスが受け付ける。

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