ブレーブスの新人・ライリーが故障者リスト入り

日本時間8月9日、ブレーブスは新人外野手のオースティン・ライリーを10日間の故障者リストに登録したことを発表した。ライリーはMRI検査の結果、右膝の外側側副靱帯が部分断裂していることが判明。戦列復帰までのタイムテーブルは今のところ未定となっている。

昨季も右膝の故障により戦線離脱を強いられたライリーは「昨日から今日にかけて、(右膝の)状態はかなり良くなっているよ」とコメント。右膝の状態がそれほど深刻ではないことをうかがわせた。

ライリーが右膝に違和感を覚えたのは日本時間8月7日の練習中だったが、トレーニング・スタッフの診察を受けたところ大きな問題はなく、ライリー自身もそれほど深刻には捉えていなかったため、打撃練習なども通常通りに実施。その後、日本時間8月8日になって痛みや違和感が増し、MRI検査を受けた結果、故障者リスト入りが決定した。

今季鮮烈なメジャーデビューを飾ったライリーだが、他球団がライリーの研究を進めるなかで徐々に調子を落とし、7月以降は打率.169と絶不調。今季ここまで17本塁打、OPS.798をマークしている一方、255打席で90個の三振を喫し、三振率は35%を超えている。ライリーの離脱により、ブレーブスには外野手がアダム・デュバル、エンダー・インシアーテ、ロナルド・アクーニャJr.の3人しかいなくなってしまうが、ブライアン・スニッカー監督はヨハン・カマルゴ、マット・ジョイス、チャーリー・カルバーソンらを起用することにより、ライリー離脱の穴を埋める方針を明らかにしている。

また、ブレーブスは、ライリーの故障者リスト入りに伴い、右腕のジェレミー・ウォーカーをAAA級グウィネットから昇格させた。これにより、ブレーブスは控え野手が通常よりも1人少ない状況で戦うことになるが、この状況は長くは続かないと見られている。スニッカーは「1日限りのことだよ」と話しており、明日にもさらなるロースター変更が行われることになりそうだ。

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