約8割が空気圧不足!? お盆休みの高速道路、JAF出動の理由1位は”タイヤトラブル”

JAFが夏休み中のタイヤトラブル防止を呼びかけ タイヤ点検の様子

JAFが夏休み中のタイヤトラブル防止を呼びかけ

JAF京都支部は、2018年のお盆期間の全国の救援依頼内容と、2019年7月に実施したタイヤ点検の結果を公表した。帰省や旅行など長距離ドライブの機会が増える夏休み時期にあわせて、タイヤトラブルを防ぐため、ドライバーへ注意を呼び掛けている。

昨年お盆は7万超の出動

タイヤ点検の結果、なんと78%が「空気圧不足」!

2019年7月26日、名神高速道路上り桂川パーキングにて希望者にタイヤ点検を実施した。午前10時からの1時間で点検をおこなった18台のうち、なんと14台が「空気圧(エア量)適正値以下」の結果となり、エア補充やアドバイスをおこなった。

高速道路での高速連続走行はタイヤへの負荷が大きく、さらに空気圧が低下しているとタイヤのたわみ(変形)も大きくなる。連続したタイヤのたわみによりタイヤは発熱し、最後にはバーストを起こしてしまう。また、バーストにいたらなくてもセパレーション(はく離)を起こすなどの危険がある。

昨年のお盆期間中、全国のロードサービスは7万369件

JAFが夏休み中のタイヤトラブル防止を呼びかけ 2018年お盆のロードサービス出動件数
JAFが夏休み中のタイヤトラブル防止を呼びかけ 2018年お盆のロードサービス出動件数

2018年のお盆期間中(8月11日~8月19日)に実施したロードサービスは、7万369件にのぼった。

出動件数のうち、高速道路で最も多いのが「タイヤトラブル」で1292件となっており、これは全体の36.5%を占める。また一般道路においてもタイヤトラブルは2番目に多い救援依頼内容となっている。

あなたの車は、スペアタイヤ or 応急修理キット?

近年は手軽にパンクを修理する「応急修理キット」を装備して、スペアタイヤを積まないクルマも増えている。

応急修理キット搭載の場合は、もしもの時のために装備や搭載場所、使用方法等の確認が必須だ。

またスペアタイヤ搭載の場合は、長年点検をしていないと空気圧が不足していたりひび割れている可能性があるので、あわせて点検をおこなうことが大事だ。

出発前に3つの確認!

■1:空気圧を確認(セルフ方式のガソリンスタンドにもタイヤ用の空気充填機が設置してあり、希望すれば点検してもらえることがある。また設置された充填機を自由に使える店舗もある)

■2:タイヤに金属片やくぎ等の異物が刺さっていないかを確認

■3:タイヤが磨り減っていないか、亀裂がないかを確認

※不安な方は、プロ(自動車販売店や整備工場等)によるおでかけ前の点検をおすすめします。

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