新加入の日本代表MF渡辺がチーム合流、「 一からのスタート」 横浜M

初練習を終え、取材に応じる横浜MのMF渡辺皓太

 サッカーJ1横浜F・マリノスに新加入のMF渡辺皓太(20)が9日、チームの全体練習に合流し、「 一からのスタートだと思っている。今までのプレーは一切関係なく、マリノスのファンやチームメートに認めてもらえるようにアピールしたい」と意気込みを語った。

 渡辺は原則23歳以下による2020年東京五輪を狙う若手の有望株。6月の南米選手権では久保建英(レアル・マドリード)や三好康児(横浜M)らとともに日本代表に初招集された。「ポジションに関係なく流動的に飛び出していくのが自分の特長。攻撃にも守備にも広い範囲で仕事をしていきたい」と新天地での飛躍を誓う。

 前所属のJ2東京ヴェルディでは7月中旬に主将に就任したばかり。異例ともいえる移籍に「簡単には決められなかったが、どこかでチャレンジしたいという思いがあった」との心境を明かし、「個人的にマリノスのサッカーに魅力を感じていた。その中でプレーするイメージもしていたところで(移籍の)話をもらった。マリノスじゃなかったら移籍していなかったと思う」と強調した。

 チームは10日のリーグ第22節・鹿島アントラーズ戦(午後6時半・カシマスタジアム)に向けて最終調整。渡辺は「一つ一つの練習に緊張感があった。代表クラスの選手たちから毎日吸収して、自分の(プレーの)基準を上げていきたい」と充実した表情で初練習を振り返った。

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